ポリプロピレン製OPP袋・CPP袋が包装資材として優れている点とは？｜コラム｜OPP袋・PP袋・CD入れなら株式会社アイエヌジー

1：これ以上は安く作れないというくらい低コストな透明袋だから

DM（ダイレクトメール）用封筒、商品陳列用のケース、食品や衣料品の包装用、生花のラッピング素材など、身の回りにあるものだけでも、ポリプロピレン製のOPPやCPPから作られた透明フィルム、透明封筒であふれています。これは透明袋に限ったことはではありませんが、世の中のすみずみまで普及しているものは、例外なく製造コストの点で優秀です。つまり安価に作れるということ。

たとえば、紙製品で言えばコピーで使うPPC用紙が該当していて、業界では、これ以上安く作ることはできないと言われています。樹脂製品でこれに相当するのがポリプロピレン製のOPPフィルムやCPPフィルム。低コストなだけでなく大量生産にも向いていて、短納期が可能なことも透明袋が包装資材の優等生と言われる理由です。

2：透明度が高くて中身を見せるのに最適なOPP袋・CPP袋だから

包装資材には二つの大きな役割があります。その一つが商品を保護すること。でも、それだけなら紙製品でも問題ありません。ただ、商品を紙袋に入れて陳列しても、中身が見えないため売り場でのアピールはうまくできないでしょう。その点、OPP製、CPP製の透明袋なら丈夫なだけでなく、中が見えるため商品の持つ魅力を十二分に訴求できます。つまり、商品を保護しながら、商品を魅せることが同時にできるということ。これこそ透明袋の持つ最大のメリットと言えます。

なお、透明度にとことんこだわるなら、ポリプロピレン素材を縦横の二軸方法に延伸加工したOPPフィルム製の袋を、重量物などを入れるのにより強度や耐久性が欲しい場合は、延伸加工を施していないCPPフィルム製の袋を選ぶのがよいでしょう。

3：薄いのに丈夫。しかも軽量で郵送料の節約にもなる透明袋だから

低コストで調達できる、しかも透明なので商品を保護しながら、同時に中身を見せることもできる──というのがOPP、CPPフィルムを用いた透明袋の魅力です。さらに、もう一つ付け加えることがあるとすれば、きわめて軽くできているということでしょう。商品を保護するだけでなく、カタログなどある程度重量のあるものを入れてもなお破れたり、穴が開いたりしないほどの強度がありながら、透明袋自体はきわめて軽量なため、紙の封筒と比べると郵送料の節約になるなど、見逃せないメリットもあります。とくに1グラムでも超過すると郵送料は一段階高くなってしまいますが、こうした場合でも紙から透明袋に変えるだけで、規定料金内に収めることができる場合があります。

ちなみに、一般的なOPPフィルムの厚さは、30ミクロン（0.03mm）。日本人の髪の毛が直径0.08ミリなので、その半分以下の厚さということ。こうした比較からもポリプロピレン製のフィルムがいかに薄くできているかおわかりになるでしょう。

なお、ダイレクトメールで重量のあるカタログや冊子を送る場合は、一段階厚い40ミクロンの透明袋を選ぶのがベター。いずれにしても、商品と透明封筒を合わせた総重量が規定の郵便料金で収まるかどうか、事前に検討することが大切です。

しかも、郵送料は発送するダイレクトメールなどの数量が多くなればなるほど単価が無視できなくなります。透明袋を発注する場合は、業者に対してどんなものをどれだけ封入するのか、総重量をどの程度に抑えたいのかなどを伝えておくと、その条件に応じた提案をしてくれることがあります。

4：まとめ

薄いのに丈夫、しかも透明なので、中身を保護するだけでなく、商品を魅せる働きもあるポリプロピレン製の透明袋。包装資材としてはきわめてポピュラーな存在ですが、OPP製、CPP製、それぞれの特性を知った上で生かせば、より有効な使い方が可能です。もし、こうした透明袋の利用が初めてなら、ぜひ、アイエヌジーにご相談ください。用途や封入物の重量などに合わせ、適切な製品、仕様をご提案いたします。