OPP袋、CPP袋が包装資材として万能選手と呼ばれる理由とは？｜コラム｜OPP袋・PP袋・CD入れなら株式会社アイエヌジー

1：透明度が抜群で腰もある。しかも安全で衛生的なOPP、CPP

「包装」とは、商品の保護を目的に袋や容器に納めることです。また、輸送や保管など流通から消費に至るまでの間で商品の状態や価値が変わらないようにする目的もあります。しかし、今日では単に「保護」だけでなく、販売促進のための機能も同時に求められることが少なくありません。つまり、中身の商品をより魅力的に見せるといった使い方です。OPPフィルム、CPPフィルムを用いた透明袋はまさに、こうした用途に最適。柔軟で腰があり、十分な強度、耐水性を持つため保護という点は紙とは比較にならない機能性を発揮します。しかも、透明で光沢に富んでいるため、商品の外観やイメージを損ないません。

また、CPP袋、OPP袋は、食品類の包装に多く用いられていますが、それは、素材であるポリプロピレンが安全性の高い熱可塑樹脂だからです。分子構造を見ても、炭素と水素という単純な組み合わせでできているため衛生的で人体に無害。しかも、塩素を含むポリ塩化ビニールとは異なり燃やしても有害な物質が発生しにくいので、廃棄しても環境への影響が小さいことも見逃せないメリットです。もちろん、溶融して再加工すれば再利用も可能。このような数々の利点を兼ね備えている点が、OPP袋、CPP袋が包装資材の万能選手たるゆえんと言えるでしょう。

2：安価で短納期も可能。しかも既製品の中から用途に応じて目的のサイズが選べる

しかし、こうした透明袋がここまで普及しているのは、製造が容易でしかも安価だからでしょう。たとえば、製造工程を見れば一目瞭然。OPPフィルムやCPPフィルムのロールを製袋機にかけて二つ折りにし、袋状にした上で熱溶断して希望のサイズを作るといったシンプルな流れです。このように量産が容易なことから、コストの面でも優秀な透明袋ですが、メリットはそれだけではありません。たとえば、株式会社アイエヌジーでは、OPP袋についてA版、B版、定型、角型など16のサイズバリエーションを用意しています（口ノリ付きは4種）。つまり、ほとんどの用途については、この規格サイズから選べば事が足りるということ。既製品なので単価も安く、しかもきわめて短納期が可能です。なお、ここにないサイズの透明袋は特注となりますが、それでも既製品に準じる低コスト、短納期で実現できます。

3：酸素や香気成分を透過するため中身を選ぶ点には注意

包装資材として非常に優秀なOPP袋、CPP袋ですが、弱点もあります。たとえば、強度に優れ、腰が強い素材ではあるもの、衝撃には弱いので液体を封入するには適していません。また、防湿性には富んでいますが、酸素を通しやすいので、同じ食品でも酸素の影響を受けにくい乾物や乾燥菓子以外には用いることができません。酸素同様、香気成分も容易に通過するため、香りが飛びやすいものの包装にも適していないと言えるでしょう。

もちろん、雑貨や文具の袋、ラッピング、DM（ダイレクトメール）用封筒など食品以外の用途であれば問題なく使用できます。このように一部、苦手とする分野もありますが、それを差し引いても、OPP袋、CPP袋の優位は揺るがないと言えるでしょう。

4：まとめ

透明で美しい光沢があり、しかも強さ、腰があって、中身の商品を保護し、引き立てることが可能。さらに衛生的で安全性にも優れ、コスト、納期ともに優秀──OPPフィルム、CPPフィルムを用いた透明袋の特性を、おわかりいただけたでしょうか。今や、この透明袋なしに、商品流通は語れないと言って差し支えないでしょう。

なお、株式会社アイエヌジーでは、透明袋のご発注を承っています。当社なら、どのような用途にもそのままで使えるような豊富な規格サイズの製品をご用意。もちろん、特注にも対応が可能です。また、ブランドロゴ、商品名などの印刷も承っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。