チラシ、ダイレクトメール用封筒・包装材の特長と種類、求められる機能とは？｜コラム｜OPP袋・PP袋・CD入れなら株式会社アイエヌジー

1：中身が見えなければ意味がない？　DM用封筒・包装材

ダイレクトメールやポスティングを考えるとき、開封率をどう上げるかという視点が重要になってきます。実際に、一昔前まで主流だった紙封筒によるDMなどは届いても中身が見えないため、開封されることなくゴミ箱へ直行──といった末路をたどることも少なくありませんでした。そこで、販促のプロが選んだのがOP（ポリプロピレン）フィルムを素材とする透明封筒です。紙封筒とは違い、届いた瞬間から商品やサービスをアピールできるとあって、開封率は格段に向上しました。中身が見えないと、どんなものが送られてきているのかわからず、それだけで紙封筒のDMは敬遠されてきましたが、今こうした不安や懸念は透明なパッケージのおかげですっかり払しょくされています。

しかも、昔はDMと言えば資本力のない小規模な企業が宣伝費をかけずに商品やサービスを売る手段というイメージでしたが、今では大手メーカーや物販、通販会社も積極的に活用しているせいか、DMやポスティングに対する警戒感も取り除かれ、ますます開封率が向上しています。その意味で、もはやダイレクトメールやポスティングチラシの配布にはOP袋、透明封筒は欠かせないツールだと言えるでしょう。

2：紙でなくフィルム包装材であるもう一つの理由は高い防水性？

せっかく、商品やサービスをアピールできても、郵送や宅配、ポスティングの過程で悪天候に遭い、中身が汚損してしまっては元も子もありません。紙封筒が次第に姿を消していった背景にはこうした事情があったことも確かです。テレビCMなどマスメディアを使った広告と比べれば低予算で自社の商品やサービスを浸透させられるDMやポスティングチラシですが、セールスレターやカタログの製作・印刷、封入作業、配送などにかなりのコストがかけられていることは紛れもない事実。仮に100部ある中の1部でも配送途中で汚損し、ターゲットの下に届かなければ大きな損失となりかねません。こうしたことからも、防水性の高いOPフィルムが選ばれてきたのだと言えます。

しかも、透明で中身が見え、防水性の高さなど、機能的にも紙の封筒をはるかに凌駕していながら、紙封筒の1/3のコストで済む点もOP素材の封筒ならでは。このコストパフォーマンスの高さも見逃せません。

3：封入する商品が比較的軽量ならOPP素材、重量がある場合はCPP素材を選ぶ

OP素材の透明封筒がダイレクトメールやポスティングチラシで効果があるとわかってくると、各社とも封入するカタログや資料をさらに増やして、顧客からのレスポンスを高めようと考えました。実際、20年前のDMと今日のDMを比べればその厚さ、嵩（かさ）がだいぶボリュームアップしていることがわかります。そうなると、透明封筒には中身が見えること、防水性が高いこと、コストに有利なことだけでなく、たくさんのものを封入しても破損しない丈夫さが求められてきました。

そこで、新たな選択肢として登場するのがCPP素材です、OPは別名OPPとも呼ばれ、ポリプロピレン素材を縦横法上に伸ばし引っ張り強度を持たせたものですが、一方で引き裂き強度は低くなります。これに対してCPPは無延伸ポリプロピレンの名の通り、ポリプロピレン素材そのままを使うため引っ張り強度こそOPPに劣るものの、DMやポスティングなどで問題となる引き裂きに対する強度が高く、重量のある商品の封入・包装に適しています。確かに透明度の点ではOPPが優れていますが、何冊ものカタログをワンセットで送るような場合は、むしろCPPを選んだほうが破損や事故のリスクが少なくて済みます。

4：まとめ

透明で水や汚れにも強く、素材を選べば重量のあるカタログや商品を封入できるポリエチレン製のフィルム包装資材。その性質、素材の違いを上手に使いこなせば、ダイレクトメールやポスティングチラシはより効果的な販促ツールになるでしょう。物販系や通販系の企業様、販促ツール制作会社の皆様、OPP素材、CPP素材を使った透明封筒、透明袋のご用命はぜひ、豊富なノウハウを誇る株式会社アイエヌジーへ。規格サイズの既製品はもちろん、特注品の受注製作も承っています。お気軽にお問い合わせください。